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夕食にはまだ早い。でも、もう一か所観光へ出るほどの時間でもない。ホテルの部屋で少し休むなら、机に出せる遊びが一つあるといいな、と思うことはない?
そこで候補になるのが、ThinkFunの「ラッシュアワー」。駐車場の車を動かして、赤い車の出口を空ける、一人用のパズルだよ。
車のゲームと聞くと、ぶーんと走らせる遊びを想像するかもしれないけれど、ここでは前へ進みたくても、まず別の車を下げることがある。
出したいのは、この赤い車。それなのに、今触るのは遠くの車。
あっ、その遠回りに意味があるんだ!というところを、自分の手で探していく遊びなんだね。
今回は、八歳以上を対象とする通常のラッシュアワーを、親子旅行の休憩時間に持つならどう選び、どう始めるかを話すね。四十問を旅先で全部終える予定にはしなくていい。出発前に一問、片づけまで試しておこう。
赤い車だけ見ていると進まない?まず「前後にしか動かせない」を知ろう
ThinkFun公式の製品案内では、基本のプレイ人数は一人、対象年齢は八歳以上。問題カードは四十枚で、初心者から上級者まで四段階の難しさがあるよ。
目標は、赤い車を決められた出口から外へ出すこと。まず一枚の問題カードを選び、絵と同じ位置、同じ向きに車を並べるところから始める。
ここは準備だから、と急いで飛ばさないでね。
同じ色の車が見つかったら、置く列と向きも見る。横向きの車を縦に置いたり、一マスずらしたりすると、カードとは別の配置になってしまう。解き始める前に、出口と赤い車の向きを確かめよう。
メーカーが公開する説明書では、車は自分の向きに沿って前後へ滑らせる。横向きの車なら左右、縦向きなら上下だね。向きを変えたり、持ち上げてほかの車を飛び越えたりはできない。
赤い車の前がふさがっていたら、その車をひょいっと外へ……とはいかないのだ。
だから面白い!
どの車なら、いま動かせる?それが動くと、どこの空きが増える?赤い車の近くだけを見ず、盤面の空きを少しずつつなげていくんだね。
説明する側も、最初から完成までの手順を言わなくていいよ。家で準備するときなら、横向きの車を一台選び、その向きに沿って動くところを確かめる。次は縦向き。動かせる方向が違うことを、手元で見てから問題へ入ろう。
大事なのは、好きな場所へ車を置き直す遊びと、決まった配置から出口を探す遊びを分けること。並べる時間にはカードを見て位置を合わせ、解き始めたら移動のルールへ。今どちらの時間なのかが分かると、見ている大人も声をかける場所を選べるよ。
たとえば、赤い車の前を横切る車があるとする。その車をどけたいのに、その先にも車がいる。それなら一つ先の車の行き先を見てみよう。これは特定の問題の解答ではなく、目の前の邪魔な一台から、さらに周りを見るための考え方だよ。
一度動かせたからといって、その手が最後まで正解とは限らない。戻して別の動きを試してもいい。前の配置をもう見失ったなら、カードの配置からやり直す方法もある。
赤い車が出口に届くまで、ずっと前進し続けるゲームではないんだね。いったん下げる、一台待ってもらう、空きを作る。その順番を探すところから、一問が始まるよ。
解けなくなったら、答えを全部渡す前に「今動かせる一台」へ戻ろう
一人用なら、親は何をするの?
最初から二人で勝ち負けを付けるより、一人が車を動かし、もう一人は盤面を見る関わり方を提案したい。基本の一人用パズルに、大人が準備や確認で付き添う形だよ。
子どもが動かそうとしている間は、その手の先を見よう。横からすぐ別の車を動かすと、今考えていた配置が変わってしまう。助けてほしいのか、自分でまだ試したいのか。手を出す前に確かめられるね。
もし一緒に考えたいなら、出口へ近い車を全部説明するより、今の盤面で一台だけ見る案がある。この車には前へ進める空きがある?後ろはどう?動かしたら、隣の列の何が変わる?
問いを一つに絞り、動かした結果を一緒に見る。答えへ飛ぶ前に、手元の変化を追えるようにするんだね。
ここで、車が動くことと、出口が空くことは同じではない。動かせる一台を見つけても、最後は戻すことがある。その一手だけで成功か失敗かを決めず、空いた場所から何ができるかへ進もう。
逆に、大人が行き先を知っている場合も、答えを隠して困らせ続ける必要はないよ。本人が説明を聞きたいなら、一手ずつ見せる方法へ変えられる。見せたあと、次を触る番は本人へ戻そう。
それでも、もう分からないっ!となったら?
説明書には、車をいったん外し、問題の初期配置から再開する方法がある。さらに、各問題カードの裏には解答の手順が載っているよ。
ちゃんと、行き詰まった先も用意されている。
裏を見ることを、その一問の失敗扱いにしなくていい。今の配置から急に答えの途中へ飛ぶと分からなくなりそうなら、先にカードの最初の配置へ戻す。そこから手順を一つ追って、どの車のための空きを作っているのかを見る案があるよ。
全部読みたいなら全部見る。自分でもう少し考えたいなら、見せるところを決めて戻す。ヒントの出し方は、そばにいる相手と相談しよう。公式の問題を改造して難しさを変えるより、手助けの量を変えられるね。
なお、今回確認した説明書はイタリア向けの公式資料。購入品の説明書が日本語かどうかは、注文する商品の表示で確認してね。解答の記号の読み方も、届いた製品の案内と合わせよう。
年齢表示は選ぶ基準の一つだけれど、八歳なら必ず一人で全部解ける、という約束ではない。今日は一問に付き合ってほしい日かもしれないし、問題を並べるところだけ試したい日かもしれない。
旅先の休憩だもの。親子で使うなら、その日の元気と相談できる余地も、一緒に持っていこう。
トレイは14×15.5センチ。でも、ベッドの上へ広げる前に机を見てね
持っていく物として気になるのは、どこに置けるかだよね。
楽天市場「家具の里」の商品案内に掲載された通常版のトレイ寸法は、140×155×30ミリ。センチに直すと14×15.5×3センチだよ。パッケージは225×205×65ミリと別に載っている。
箱と、遊ぶ盤面。ここは別の大きさなんだね。
旅行鞄へ箱ごと入れるならパッケージ側を見る。一方、部屋で遊べるか考えるなら、トレイを置く場所に加えて、問題カードを見比べる場所、手を動かす余白が欲しい。トレイとぴったり同じ広さの面さえあれば十分、とまでは言えないよ。
家で机に出してみるなら、まずトレイと一枚の問題カードだけを置く。カードの絵を見ながら車を動かし、指が机の端や飲み物へ当たらないかを確かめる。実物を置いて必要な範囲を見ておくと、ホテルへ持つかの判断に使えるね。
客室写真で机が写っていても、滞在中はそこにテレビのリモコンや案内、家族の持ち物があるかもしれない。到着したら、使ってよい平らな面があるか見よう。備品を動かす必要があるときは、ホテルの案内へ従ってね。
ベッドの上なら広い?
広さはあっても、ふかふかの面ではトレイが傾くことがある。寝具の折り目へ車やカードが入り込む場所より、盤面と部品の行き先を見やすい面を選びたい。机を使うときも、端ぎりぎりに置かず、盤面の周りへ手を置けるか確認しよう。
また、テーブルでおやつも食べるなら、いったん食べ物と飲み物を片づけてから遊ぶ案があるよ。車を動かすために手を伸ばす方向へカップがあると、盤面を見るのと同時にそちらも気になる。先に遊ぶ場所を空けちゃおう。
トレイが小さいから、どこでも静かに遊べる、と決めないことも大事だね。部品を置く音、机へぶつかる音、相談する声は出る。客室のルールや周囲が休む時間に合わせ、叩いたり投げたりする遊びにはしないでおこう。
小さなきょうだいもいる旅行なら、遊ぶ人だけでなく、そばにいる子の手が届く場所も見る。対象年齢と注意表示に従い、部品を口に入れる心配がある子の手元へ残さないよう、大人が管理してね。
一人が盤面を触り、隣で大人がカードを見る。その配置ができる机ならどうか。机をほかの家族も使う予定なら、何時まで広げるか。持参を決めるときには、そんな部屋の使い方まで含めて考えられるよ。
商品ページは輸入品の仕様や内容物が変わる場合も案内している。今注文する商品の寸法とセット内容を見てから、鞄の空きと比べようね。
四十問を消化しなくていい。夕食までの時間には、終わり方もセットにしよう
四十枚、四段階。たくさん遊べそう、と感じる数字だよね。
ただ、旅行の予定表へ四十問を入れる数字ではないよ。初めてなら初心者の問題を一枚選ぶ。配置を作って、車を動かす向きを確かめ、赤い車の出口を探す。まずその一問に使える時間を取ろう。
公式の製品案内では、プレイ時間は固定されていない。どの問題も十五分で終わる、という予定は組まないでね。並べる時間も、考える時間も、その日の取り組み方で変わる。
たとえば、夕食へ出る前の休憩なら、出かける支度を始める時刻を先に決めておく。そこまでに解けなかったら、問題を選び直すか、答えを見るか、今回は片づけるか。解く途中で決められるようにしておこう。
赤い車が出るまで絶対に席を離れない、にすると、休憩のつもりが次の予定を追いかける時間になってしまう。解けていなくても、部品は戻せる。続きは家でも試せるんだよね。
途中の配置を覚えておきたいなら、私用のメモや写真を残す案もある。その際は問題カードを一緒に見返せるように、番号などの目印も控えよう。ホテルの室内や家族が写り込むなら、共有先まで考えて扱ってね。
一方、続きを同じ配置から再開する必要がなければ、カードからまた並べるだけでもいい。どちらにするかで、片づけにかける手間を変えられる。
大人がもう少しやりたくなっても、子どもが休みたいときは交代するか、おしまいへ。交代するなら、今の問題を引き継ぐのか、新しい一枚を選ぶのかを決めよう。本人の途中の盤面を、黙って最後まで解いてしまわずに済むね。
そして、次の難度へ上がるのも予定にはしなくていい。初心者の別の問題を選ぶ、同じ問題をもう一度並べる、解答をたどる。それぞれ違う遊び方になる。
車を一台動かしたら、さっきふさがっていた所が空いた。そこから別の車が進めた。そういう変化を一つ追えたら、その続きへ進むかどうかは、そのとき選ぼう。
旅先で持ってきた遊びを全部使い切る必要はないんだよ。夕食も、お風呂も、布団で休む時間もある。パズルはその間へ、入る分だけ。終われる準備があると、予定の空き時間に出すかどうかも決めやすいね。
赤い一台と、残り十五台。帰りの鞄へ入れる前にそろえよう
公式のセット内容は、赤い車一台、ほかの車両十五台、盤面、問題カード四十枚、旅行用の袋。車は合わせて十六台だよ。
いま遊んだ問題で、十六台すべてを使ったとは限らない。だから、盤面の車だけ集めておしまいにしないでね。使わなかった物を置いた場所も一緒に見る必要がある。
片づけは、車を先にまとめ、カードを一山にするところから。問題に使った一枚がトレイのそばへ残っていないかも見よう。持参したセットを旅行前に数えておけば、帰るときも同じ組へ戻せるね。
収納袋は付属するけれど、詰め込めばカードが曲がらない、防水になる、途中の配置を固定して運べる、とは確認できない。カードへほかの荷物の角が当たらないように入れ、濡れたタオルなどとは分けておこう。
部品が見当たらなければ、まず机の上とその下、カードや袋の中を確認する。家具の狭い隙間へ入ってしまった場合は、無理に家具を動かさず宿へ相談してね。出発直前に十六台を探し始めないよう、遊び終わった時点でそろえる方がよさそうだよ。
買う段階でも、検索結果の名前は最後まで見よう。ラッシュアワーにはジュニア、マグネット・トラベル、拡張キットなど別の商品が並ぶ。今回の通常版の対象年齢や内容を、名前が似た別版へそのまま当てはめないようにね。
とくに拡張キットは、通常版の一箱を探している人が、安いからとすぐ選ぶ前に内容を見たいところ。本体の盤面を含む商品なのか、追加用なのかを商品説明で確かめよう。日本語の説明書が欲しい場合も、該当する販売ページの表記へ。
注文する商品が決まったら、在庫、送料、出発前に受け取れるかを確認する。家で並べる時間が取れないほど出発が近いなら、今回の旅行へ無理に足さず、帰ってから使う候補にしてもいいよ。
すでに持っている家なら、新しく買い足す前に一問出してみよう。今ある部品とカードがそろっているか、家族がルールを覚えているか、その確認が旅の準備になる。
初めて持つ家なら、出発前に赤い車を一度、出口へ。そのあと十六台を集めて、四十枚のカードと一緒にしまう。遊び始めから鞄へ戻すまで、一回通してみてね。
ホテルでは、赤い車の前が空くまで親子で盤面をのぞく。行き詰まったら、一台戻すか、答えを見るか、今日はここまでにするか。
その選び方まで含めて、一問だよ。
次の予定までの少しの時間に、机の上で小さな渋滞をほどいてみようね!