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夕食まで、あと少し。ホテルの部屋で子どもと過ごすなら、何をしよう? 荷物はもう増やしたくない。でも、手元に一つ遊びがほしい。
そんな準備に、五味太郎さんの絵本『きんぎょが にげた』を候補にしてみて。金魚を探す絵本なので、文字を最後まで読むことだけを目標にしなくていいんです。
今日は一匹、見つけよう。それくらいの始め方もできるよ。
カーテンや花の中へ。ページを開く理由がある
福音館書店の紹介では、金魚鉢から逃げた金魚が、カーテンの模様や花の中に隠れていきます。
あれ、どこだろう?
この「探すこと」が、親子で同じページを見るきっかけになります。大人が全部説明してから遊ぶのではなく、まず一緒に絵を見る。旅先で新しい遊び方を長々と教えなくていい、という選び方だね。
ただし、早く見つけられるかの競争にする必要はありません。大人が先に気づいても、すぐ指を差さずに少し待ってみよう。言葉で答えなくても、指差しで参加するやり方も考えられます。
買うときは著者の五味太郎さん、福音館書店、ISBN(本を特定する番号)9784834008999を照合すると、探している本を合わせやすいよ。
部屋に着いたら、「読む場所」を一か所だけ
たとえば、着替えと夕食の支度が済んだあとのひと区切り。飲み物から離した場所で、大人と子どもが同じ絵を見られる向きに本を置いてみよう。
ホテルに泊まると、次の予定がつい気になるよね。あと何分、次はお風呂、その前に荷物……。
だからこそ、全部のページを終える予定は入れなくていい。気になるページを見たところで夕食の時間になったら、いったん閉じる。また開けばいいんだもの。
子どもが絵本を見たい気分ではなければ、その場ではしまって大丈夫。本一冊で必ず静かに待てる、眠れる、という約束にせず、部屋時間の選択肢を一つ持っていこう。
旅の荷物に足すか迷ったら、家の本棚にある一冊で、先に「一緒に探す時間」を試してみてもいいね。その子が今やりたい遊びに合うか、そこから決めよう。