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ホテルや旅館の大浴場に子どもと入るとき、「この子はまだ女湯に入れる?」「娘をパパと男湯に行かせて大丈夫?」と迷うことはありませんか。年齢の線は、なんとなくの習慣ではなく、国の目安と自治体の条例、そして施設ごとのルールで決まっています。
この記事では、子連れで大浴場を使うときの年齢の目安と、おむつの子の入浴、貸切風呂の扱いを順に紹介します。旅行の予約前に、家族の入り方を決めておくための材料にしてください。
異性の大浴場に入れるのは何歳まで?国の目安を確認
まずは、全国の基準のもとになっている国の目安から見ていきます。ホテルの大浴場にも関係する内容なので、旅行の前に一度押さえておきましょう。
国の目安は「おおむね7歳以上」は混浴させない
公衆浴場法の第3条は、営業者に、換気や採光、照明、保温、清潔など、入浴者の衛生と風紀に必要な措置をとるよう求めています。その措置の基準は、都道府県などが条例で定めることになっています。その条例づくりの参考として、国は「公衆浴場における衛生等管理要領」を示してきました。
この要領は、令和2年12月10日付けの厚生労働省の通知で改正されています。入浴者に対する制限の項目には、「おおむね7歳以上の男女を混浴させないこと」と書かれました。改正前の目安は「おおむね10歳以上」だったので、3歳ほど引き下げられたことになります。
ホテルや旅館の大浴場はどうでしょうか。同じ通知では、「旅館業における衛生等管理要領」もあわせて改正されています。こちらでは、共同浴室について「おおむね7歳以上の男女を混浴させないこと」とされていました。つまり、街の銭湯や日帰り温泉だけでなく、宿泊先の大浴場も、同じ考え方の目安が示されているということです。
裏を返すと、この目安に沿った施設では、異性の親と一緒に入れるのは6歳までになります。7歳の誕生日を迎えたら、父親と娘、母親と息子が一緒に大浴場へ入るのは難しくなると考えておくとよさそうです。
ただし、この通知は、地方自治法にもとづく「技術的助言」と位置づけられています。国が一律に年齢を決めたわけではなく、実際の基準は、それぞれの都道府県や保健所を置く市などが条例で定めます。通知のなかでも、条例を改正する場合には地域住民への影響を考え、十分な周知期間をとるよう求めていました。
実際に、自治体の側では準備の期間がとられました。たとえば東京都は、2021年7月号の広報東京都で、翌年の令和4年1月1日から7歳以上の混浴ができなくなると知らせています。半年ほど前から、利用者へ周知していたわけです。
そのため、旅行先によって年齢の線が違うことがあります。「国の目安は7歳」と覚えたうえで、行き先の自治体と施設のルールを確かめる、という順番で考えると迷いにくくなります。次の章で、自治体ごとの違いを具体的に見ていきましょう。
もともとこの2つの要領は、平成12年12月15日付けの厚生省生活衛生局長通知(生衛発第1,811号)の別添として示されたものでした。令和2年の通知は、その別添2「公衆浴場における衛生等管理要領」と別添3「旅館業における衛生等管理要領」の中にある混浴制限年齢の目安を書きかえた、という位置づけです。20年ほど続いた「10歳」の目安が、ここで見直されました。
10歳から引き下げた理由と調査の結果
なぜ10歳から7歳に変わったのでしょうか。通知では、令和元年度の厚生労働科学特別研究事業「子どもの発育発達と公衆浴場における混浴年齢に関する研究」の成果や、パブリックコメントの結果などを踏まえたと説明されています。
この研究の報告資料(2021年2月)を見ると、いくつかの調査が組み合わされていました。2019年7月に、都道府県や保健所設置市、特別区の154自治体に聞いた調査では、条例で決められていた混浴禁止の年齢は10歳が60.4%と最も多く、12歳が9.7%、8歳が9.1%、7歳は1.3%でした。当時は10歳が主流だったことがわかります。
全国の成人3,631人へのWebアンケートでは、子どもの混浴について80.3%が「年齢に応じて禁止する必要がある」と答えています。禁止すべき年齢として多かったのは6歳の18.5%、次いで7歳の15.7%でした。子どものいる回答者のうち56.4%が、子どもに異性の浴場を使わせた経験があると答えています。
同じアンケートでは、子どもに最後に異性の浴場を使わせた年齢も聞いていました。答えは3歳から6歳に集中していて、7歳以上で最後に使わせた人は、男の子・女の子のどちらの集計でも1割あまりにとどまっています。
子ども自身にも聞いています。7歳から12歳の1,500人を対象にした調査では、水着なしで異性の浴場に入ることを「はずかしい」と思い始めた年齢は、6歳が27.0%、7歳が21.2%、5歳が16.1%という結果でした。公衆浴場の事業者246件への調査では、混浴を禁止とする年齢として7歳を挙げた回答が25.4%で最も多かったそうです。
保育園や幼稚園、小学校の先生などへの聞き取りでは、4〜5歳ごろに男女の体の違いをはっきり意識するようになり、小学2〜3年生ごろには性への興味から知識を得ようとする行動がみられるという意見が出ていました。報告は、早ければ4〜5歳から男女別の着替えなどが必要だと示しています。
報告は、これらを総合的に踏まえると、混浴禁止年齢は10歳よりも引き下げることが妥当だと結論づけていました。子どもが恥ずかしさを感じ始める時期や、ほかの利用者の受け止め方を考えると、親の側でも「まだ小さいから」と決めつけず、子どもの気持ちを聞いてみることが大切ですね。
都道府県で違う?条例と施設ルールの例
国の目安を受けて、多くの自治体が条例を改正しました。ただ、改正の時期や年齢の決め方には違いがあります。公式に公開されている例を見ていきましょう。
7歳以上に引き下げた自治体の例
東京都では、「公衆浴場の設置場所の配置及び衛生措置等の基準に関する条例」が改正され、令和4年1月1日から、銭湯や日帰り入浴施設での混浴の制限年齢が10歳以上から7歳以上に引き下げられました。広報東京都では、23区と八王子市、町田市は適用外と書かれています。これらの区や市は、保健所を置く自治体として独自に基準を定めているためで、都内でも場所によって確かめる先が変わります。
石川県は、石川県公衆浴場基準条例を改正し、令和3年7月1日から10歳以上を7歳以上に引き下げました。県のページでは、国の要領改正に合わせたことと、混浴に関するトラブル防止などの観点が背景として説明されています。
東京都保健医療局のよくある質問では、7歳以上とした理由を、子どもの身体的・精神的な発育状況などの変化や入浴者の意識などを踏まえて国の要領が改正されたため、と説明していました。
岐阜県は、もともと条例の混浴制限年齢が12歳と高めでした。国の改正を受けて7歳に改め、令和4年4月1日から適用しています。大分県も令和4年1月1日から10歳以上を7歳以上に引き下げ、「異性の浴場に入れる年齢は6歳まで」と明記していました。大分市内の浴場には、県ではなく大分市の条例の基準が当てはまるそうです。
長野県では、松本保健所のページによると、令和6年10月1日以降、10歳から7歳に引き下げられました。異性の浴場に連れて入れるのは6歳までになります。大阪府は、府が所管する区域について、府の公衆浴場衛生等管理要領を令和3年3月31日から「おおむね7歳以上の男女を混浴させないこと」に改めています。
ここで紹介した例を施行日の順に並べると、大阪府の要領が令和3年3月31日、石川県が令和3年7月1日、東京都と大分県が令和4年1月1日、岐阜県が令和4年4月1日、兵庫県が令和6年4月1日、長野県が令和6年10月1日です。
このように、国の改正から数年かけて、各地で順に見直しが進んできました。引き下げの時期が自治体ごとに違うので、数年前に家族で行った施設のルールが、今は変わっていることもあります。「前は入れたから」と考えずに、出かける前に最新の案内を見ておくと安心です。
名古屋市の新しい基準と施設ごとのルール
さらに最近の例もあります。名古屋市は、名古屋市公衆浴場法施行条例などを改正し、混浴を禁止する年齢を「8歳以上の男女」から「男女(小学校就学の始期に達しない者を除く。)」に改めました。この部分は令和8年10月1日に施行されています。つまり、名古屋市内の公衆浴場で異性の浴場に入れるのは、小学校に入る前の子どもまでということです。あわせて、「家族風呂」を設けることができる特例も設けられました。
名古屋市のページによると、この改正は内容ごとに施行日が分かれていて、構造設備の基準は令和8年4月1日、衛生管理などの基準は7月1日、男女混浴の禁止年齢は10月1日からです。禁止年齢の部分は、施行日以降はすべての施設に改正後の基準が当てはまると書かれていました。名古屋市で家族旅行や日帰り入浴を計画している人は、10月から基準が変わったことを覚えておきましょう。
年齢で区切るか、小学校入学で区切るかによって、扱いが変わる子もいます。たとえば6歳の小学1年生は、「7歳以上は混浴禁止」の基準なら異性の浴場に入れますが、「未就学児まで」の基準では入れません。
ホテルが独自のルールを決めている場合もあります。ドーミーインの公式FAQでは、混浴の年齢制限は原則として6歳までとし、ホテルがある自治体が条例などで個別に年齢制限を定める場合はそれに準じるとしていました。沖縄のホテルマハイナ ウェルネスリゾートオキナワは、保護者に同伴する男児の女湯利用、女児の男湯利用を、6歳以下(未就学児)までとしています。沖縄プリンスホテル オーシャンビューぎのわんのFAQも、大浴場での子どもの混浴は6才の未就学児までと案内していました。
条例の基準より、施設のルールのほうが厳しいこともあるということですね。6歳で小学生になっている子は、施設によっては異性の大浴場に入れない可能性があります。
予約の段階で迷ったら、宿の公式サイトのFAQや大浴場のページを見て、それでもわからなければ電話で問い合わせるのが確実です。「何歳の男の子と母親で大浴場を使いたい」と具体的に伝えると、答えてもらいやすくなります。
名古屋市はこの改正の理由として、営業形態の多様化や市民意識の変化などを踏まえ、現在の社会状況に合った基準にするための見直しだと説明しています。同じ改正では、レジオネラ属菌の対策として、ろ過器などの設備や管理の基準、浴槽の水の水質基準も設けられました。混浴の年齢だけでなく、衛生面のルールもあわせて新しくなったということです。
おむつの子は大浴場に入れる?赤ちゃん連れの入浴
年齢と並んで迷いやすいのが、おむつが取れていない赤ちゃんや小さな子の入浴です。ここでは、国の要領とホテルの公式案内から、大浴場での扱いを確認します。
おむつの子は湯船に入れない施設がある
国の「公衆浴場における衛生等管理要領」では、入浴者に対する制限として、入浴を通じて人から人に感染させるおそれのある感染症にかかっている人や、下痢の症状がある人などを入浴させないことが挙げられています。浴槽に入る前に石けんなどで体をよく洗うよう、入浴者に注意を呼びかけることも求められていました。たくさんの人が同じお湯につかる場所なので、衛生面のルールがあるわけです。
こうした背景もあり、おむつの子の大浴場の利用について、はっきりルールを示しているホテルがあります。ヒルトン小田原リゾート&スパの公式FAQでは、おむつを着けている人(子どもも大人も)は浴槽の利用を遠慮してもらっていて、シャワーは利用できると書かれていました。大浴場ではベビーバスの貸し出しもしているそうです。
ホテルマハイナ ウェルネスリゾートオキナワの大浴場のページでは、おむつが取れていない子ども(トレーニング中を含む)は湯船での入浴を遠慮してもらい、シャワーのみの利用としていました。浴場内にはベビーバスタブや子ども向けのいすがあり、脱衣所にはベビーベッド(女湯のみ)が置かれていると紹介されています。
沖縄プリンスホテル オーシャンビューぎのわんのFAQは、おむつの取れていない子どもの大浴場の入浴を遠慮するよう案内していました。
一方、同じホテルのプールでは、一部のプールについて水遊び用おむつを着ければ利用できるとしていました。プールと大浴場とで、線の引き方が違うわけです。プールで大丈夫だったから大浴場も、と考えずに、それぞれの案内を見ておきたいですね。
国の要領には、浴槽から出るときにもシャワーなどで体を洗い流すよう呼びかけることも書かれていました。おむつが取れたばかりの子と大浴場に入るときは、入る前にトイレを済ませ、湯船に入る前と出たあとに親が一緒に体を流してあげると、ほかの利用者にも気持ちよく使ってもらえるはずです。
トイレトレーニング中の子は、「もうほとんど取れているから」と思っても、施設によっては「トレーニング中を含む」と明記されています。迷う場合は、宿に問い合わせておくと当日に慌てずにすみます。
同じ要領では、浴槽の中で体を洗うことや、浴室で洗濯をすることなど、公衆衛生に害を与えるおそれのある行為をさせないことも求めていました。さらに、脱衣室など入浴者の見やすい場所に、入浴料金や営業時間、入浴者の心得などを掲示するよう定めています。子どもと大浴場に入る前に、脱衣所の掲示に一度目を通しておくと、その施設のルールを確かめられるでしょう。
赤ちゃん連れは客室の風呂と貸し出し品を使う
大浴場の湯船に入れない赤ちゃんは、どこでお風呂に入れればいいのでしょうか。いちばん身近なのは、客室についているお風呂を使う方法です。
貸し出し品も確かめておきましょう。沖縄プリンスホテル オーシャンビューぎのわんのFAQでは、子ども向けの貸し出し品として、乳児用のバスタブや子ども用便座、踏み台、おねしょパッドなどが挙げられていました。数に限りがあるので、予約のときに申し込むよう書かれていました。ヒルトン小田原リゾート&スパのように、大浴場のなかでベビーバスを借りられる施設もあります。
このFAQの貸し出し品の一覧には、ベッドガードや子ども用のアメニティセット、子ども用のスパウェアも並んでいました。ホテルによって用意している品はかなり違うので、気になるものは予約の前に一覧を見ておくと、荷物を減らす計画も立てやすくなります。
同じFAQでは、ベビーベッドは安全のため、つかまり立ちをする子どもは使えないと案内されていました。貸し出し品は、年齢や発達によって使えるものが違うことにも気をつけましょう。
売店で必要なものが買えるホテルもあります。同じぎのわんのFAQでは、おむつや水遊び用おむつ、粉ミルク、おしり拭きを売店で販売していると案内していました。ただし、数に限りがあると書かれているので、手持ちの分は家から用意していくのが基本です。
体調の面でも、無理は禁物です。国の要領では、下痢の症状がある人を入浴させないことが挙げられていました。旅先で子どものおなかの調子が悪いときは、大浴場ではなく客室のお風呂で体を洗ってあげるほうが、本人にもほかの利用者にも安心です。
客室のお風呂を使う場合は、到着してすぐに浴槽の大きさや洗い場の有無を見ておくと、夜の段取りが立てやすくなるでしょう。ユニットバスで洗い場がない部屋なら、借りたベビーバスを浴槽のなかに置いて使う、といった準備も考えておけますね。
赤ちゃんと大浴場の雰囲気を楽しみたい場合は、浴槽ではなく洗い場とシャワーだけを使う、ベビーバスを借りて洗い場で入れる、といった方法が、各ホテルの案内に沿ったやり方になります。宿を選ぶ段階で、大浴場のページに子ども向けの設備が載っているかを見比べてみると、赤ちゃん連れに合う宿が見つけやすくなります。
異性の親だけのときはどうする?貸切風呂という選択肢
ママと息子だけ、パパと娘だけで旅行するときや、きょうだいの性別が分かれるときは、大浴場の使い方に悩みますよね。そんなときに候補になるのが、家族風呂や貸切風呂です。
家族風呂の扱いも自治体で異なる
家族だけで使う風呂なら年齢は関係ない、と思いがちですが、ここも自治体によって決め方が違います。
長野県の松本保健所のページでは、混浴制限年齢を7歳に引き下げたうえで、次のような場合は従来と同じように混浴できるとしていました。家族のみに貸切りで利用させる場合、入浴に介助が必要な人とその介助者のみに貸切りで利用させる場合、利用者全員に水着などを着用させて入浴させる場合です。
兵庫県は、令和6年4月1日から混浴制限年齢を10歳以上からおおむね7歳以上に改めました。あわせて、家族風呂など、家族やグループごとに専用で使わせる脱衣室や浴室についても、一部の場合を除いて、おおむね7歳以上の男女の混浴は禁止になるとしています。その例外として挙げられていたのが、夫婦、親とその子、介助を要する人のための家族、それらに準ずる関係で風紀上問題ないと認められる場合です。想定される例として、事実婚の人や祖父母とその孫が挙げられていました。神戸市や姫路市など一部の市は、それぞれの保健所への確認が必要だそうです。
兵庫県のページでは、夫婦の場合は身分証による確認が不要になったことも書かれています。
大分県のページでは、家族風呂は規定の対象外と書かれていました。同じページには、地域の浴場や、マンションなどに設けられた住民専用の浴場は、利用の形によって公衆浴場法の許可の対象外になるとも書かれています。自分の使う浴場が対象になるかは、管理者に確かめるよう案内していました。名古屋市は、今回の改正で家族風呂を設けることができる特例を設けています。
松本保健所が例外に挙げていた「利用者全員に水着などを着用させる場合」も、覚えておくと役立ちます。水着で入るスパやバーデゾーンのある施設なら、年齢に関係なく家族で一緒に過ごせる場所があるかもしれません。ただし、この扱いも自治体と施設の決まりによるので、利用条件を事前に見ておきましょう。
まとめると、親子で家族風呂や貸切風呂に入ることは、ここで見た自治体ではいずれも認められている形です。ただし、決め方の細かい部分は地域ごとに違い、施設が独自に利用条件を決めていることもあります。祖父母と孫だけで入る場合など、少し違う組み合わせで使うときは、予約の前に宿へ確かめておきましょう。
予約前に宿へ確かめたい3つのこと
最後に、子連れで大浴場を使う予定があるときに、予約前に確かめておきたいことを3つにまとめます。
問い合わせのときは、子どもの年齢だけでなく学年と、一緒に入る大人の性別をあわせて伝えると、答えがはっきりします。ここまで見てきたように、「7歳以上」で区切る基準と「未就学児まで」で区切る基準があり、6歳の小学1年生のように、どちらの基準かで結果が変わる子がいるからです。
1つ目は、大浴場の子どもの年齢ルールです。条例の基準に加えて、ドーミーインのように「原則6歳まで」、マハイナのように「6歳以下(未就学児)まで」と施設が決めていることがあります。子どもの年齢と学年を伝えて、異性の大浴場に入れるかを確かめましょう。
2つ目は、貸切風呂や家族風呂の有無と使い方です。予約が必要か、当日の先着順か、料金がかかるか、何分ずつ使えるかは、施設によって違います。人気の時間帯は早く埋まることもあるので、チェックイン前に予約できるかも聞いておくと安心です。
3つ目は、客室のお風呂と子ども向けの貸し出し品です。客室に浴槽があるか、乳児用のバスタブや踏み台を借りられるか、数に限りがあるかを確かめておくと、大浴場が使えない場合にも困りません。
Xでも、娘が小学生のころ男の子が女湯に入ってきて嫌がっていたので、父親がいるなら男湯に行ってほしい、という声がありました(Xの投稿)。お母さんと小学生の息子さんに「小学生からは男の子は男湯だけど大丈夫ですか?」と声をかけた、という投稿もありました(Xの投稿)。当日になって困らないように、事前の段取りが大切だということがわかります。
家族の分け方も、出発前に話し合っておきましょう。たとえば、パパと息子が男湯、ママと娘が女湯に入る組み合わせなら、年齢の制限を気にせずに済みます。ひとりの親が子ども全員を連れていく形にすると、性別や年齢によっては入れない子が出てしまいます。大人が交代で部屋に残る、貸切風呂を予約して家族全員で入るなど、無理のない形を選んでみてください。
子ども本人の気持ちも大切です。研究でも、6歳や7歳ごろに異性の浴場を恥ずかしく感じ始める子が多いという結果が出ていました。ルール上は入れる年齢でも、子どもが嫌がるなら別の方法を考えてあげましょう。
まとめ:子連れで大浴場を使う前の5つの確認点
子連れで大浴場を使うときの年齢の線は、国の目安、自治体の条例、施設のルールの3つで決まります。この記事で紹介した確認点を、5つにまとめておきます。
- 国の目安は、おおむね7歳以上の男女を混浴させないことです。
- 条例の年齢や施行日は自治体ごとに違うので、行き先で確かめましょう。
- 施設が「6歳以下(未就学児)まで」など独自に決めていることもあります。
- おむつが取れていない子の湯船での入浴を断る施設もあるので、事前に確認を。
- 家族風呂や貸切風呂の扱いも、自治体と施設によって異なります。
迷ったときは、予約の前に宿の公式サイトを見て、わからない点は問い合わせてみてください。家族みんなが気持ちよくお風呂を楽しめる入り方を、出発前に決めておきましょう。